皆様どうも、お金を稼ぐ大変さを最近ひしひしと感じるようになったチャイルドフリーの柊です。
今回は、子供いらないと言っていた人が、子供が欲しいと考えが変わる可能性について考察していきます。
このブログを読んで下さる子供が欲しくない方々は、自分は一生子供を持つ気はないと思っていたとしても、もしあなたにパートナーがいれば、その方の考えが変わる可能性はゼロであると断言はできませんよね?
人間である以上、生きていれば考えが変わることもあります。この記事を読んで頂けたら、パートナーとの関係を見直すための、いいきっかけになるかもしれません。
結論から申し上げますと、子供いらない→子供欲しいに考えが変わる可能性は、子供を欲しがらない理由で判断できると僕は考えます。
ここからは僕の独断と偏見で、各子供いらない代表的な理由を例として挙げ、その理由で子供を欲しがらない人が今後「子供が欲しい」と意思が変わる可能性について考察していきます。
経済的に不安がある
経済的な問題を含めて、自分たちを取り巻く環境が子供を産み育てるのに適切なものではないと判断しているのがこのレベルですね。
こういった理由であれば、自分たちが置かれている環境が良い方向に変われば、子供を欲しがるようになる可能性は高いです。
例えば経済的な問題でしたら、世帯収入が増えるか、かかるコストを具体的に計算して、それをパートナーと共有することで、お金の不安が取り除かれ、子供を持つことを選択肢の一つとして考える可能性が出てきます。
経済的に不安があるという理由だけで子供は欲しくないというのは、「お金があれば子供は欲しい」という意味が隠れていることもあるので、注意が必要です。
親になる自信がない
「俺なんかが本当に1人の人間を育てていけるのだろうか」「私はいい親になれる自信が無い」といった不安を抱えている状態がこのレベルですね。
言ってしまえば「自己肯定感が低い」状態です。もっとわかりやすく言えば、「自分に自信がない」状態のことを言います。
このタイプは、仕事で成功するなど、自分に自信を持ち始めたら「子供が欲しい」という意志が芽生える可能性が出てきます。
親になる自信がないというのは、「絶対に子供は欲しくない」と思っているわけではないのです。「子供が居たら楽しいだろうな」と思っている可能性はあります。
子供を望まない理由が「自分に自信がないだけ」なら、潜在的には子供を欲しがっている可能性は高いです。当人は無意識なだけに、ある意味タチの悪い理由だなと、僕は思います。
しかし、ここで見切りをつけるのはまだ早いです。実はこのタイプには例外があります。それは、この理由で子供を望まない当人が、「自分は人の親になることに向いていない」と自覚している場合です。
仕事に適正があるように、生き方にだって適正はあります。親になる人生が向いてない人だっているわけです。
こういう人であれば、「自分が子供を持ったら、自分も愛する人も生まれてくる子供も不幸になる」と理解されているので、安易に「子供が欲しい」と言ってきたりはしないでしょう。
次は、判断が難しい理由をご紹介します。
他にやりたいことがある
例に挙げた子供いらない理由の中で、これが最も判断しにくい理由です。
それは何故か、「やりたいこと」は個人によって異なるからです。
パートナーがやりたいことが何なのか、やりたいことに対してどれほど情熱を注いでいるかによって、子供いらない→子供欲しいに考えが変わる可能性は判断できるかと思います。
「やりたいこと」が生涯をかけて行うようなものだったり、会社経営といった多大なリスクや責任が伴うものであれば、子供を産んで育てる余裕も暇もほとんど無いでしょうから、子供を欲しがる可能性は低いでしょう。
一方で、生涯をかけるほどのものではなかったり、ある程度終わりが見えるものであれば、その終わりに達した時、子供を欲しがる可能性が出てきます。
「やりたいこと」を一通りやり切った状態になれば、次に自分がやるべきことを求める人もいるでしょう。
まだ子供を望める年齢であれば、それが「子供を作ろう」になる可能性もあるのです。
DINKs生活を満喫していたのに、ある日突然パートナーが「やっぱり子供が欲しい」と意見を変えてくる場合は、パートナーの「やりたいこと」を当人が満足するまでやり切った状態です。
対策をするなら、スケジュールの空白が無いくらい、趣味で埋め尽くすこと。これを少なくとも子供が望めない年齢まで維持し続けることでしょうか。
スケジュールを埋め尽くすためにも、なるべくパートナーと二人で楽しめるような趣味をたくさん確保する必要があります。
お金に余裕があるのなら、キャンプやボルダリングといったアウトドアな趣味を楽しんでみるのもおすすめです。
外に出て二人で楽しめるものは多くあります。外出が苦痛でなければ、「子供がいないからこそ楽しめる趣味」というものを見つけて、夫婦でどっぷりハマれば最高ですね。
夫婦共通で楽しめる趣味が「旅行」である場合は、先ほどの例でもお話しましたが、旅行先を制覇すると「飽きる」可能性が出てきます。
そうなれば、パートナーが子供を欲しがる可能性も同時に出てきますね。これを防ぐ方法はあるのでしょうか?
対策としてできることは、一か所でいいので「行きつけの旅行先」を確保することだと僕は考えています。
この「行きつけの旅行先」となる場所は、夫婦どちらも「何回でも行きたい。次に行くのが楽しみ」と思えるような場所がいいです。
プラスアルファ、子連れでの旅が難しい場所であれば完璧です。こういう旅行先を見つけることができれば、生涯夫婦水入らずで旅行を楽しむことができるんじゃないでしょうか。
子供が嫌い
これを言ってしまうと世の子供嫌いの方々に怒られそうですが、理由の中では最も単純ですね。
嫌いだからいらない、至ってシンプルです。シンプルな理由だからこそ、子供嫌いな人が将来子供を欲しがる可能性は低いと僕は考えていますが、子供嫌いの度合いには個人差もあるので、一概に安全とは言えません。
僕は子供嫌いではないので、子供嫌いの気持ちになって述べるのは難しいです。なので、子供を僕が嫌いなものに例えて考えてみます。
僕はマヨネーズが嫌いなので、他人から「マヨネーズ美味いから食べてみなよ」と言われても、食べるわけないじゃないですか。
ましてや、僕の全てを知っているパートナーから「マヨネーズってこんなにもおいしいものなんだよ?一回でいいから、食べてみようよ。」なんて言われようもんなら、その瞬間パートナーに対する信頼を一気に失くします。
自分のことを理解できない・理解してくれない人とパートナーでいる理由はありませんから、即別れを切り出すでしょう。
・・・実際どうなのかわかりませんが、子供が嫌いな人の心情もこんな感じなんだろうかと僕なりに思っています。
食べ物であれば二度と食べなければ良いだけの話ですが、子供となるとそうはいきません。子供が生まれたら、子供に関する責任は親である自分たちに全て降りかかります。
その責任から逃れようものなら、法律により罰せられることもあるのです。
この日本では、血が生み出した縁は完全に切れることはありません。子供嫌いの人たちからしてみれば、子育てはただの苦行です。決して修行ではありません。
責任やリスクばかりで、自分にとって良いことだと思われるものは何一つ無いからです。
「何が楽しくて自分のお金や時間を大量に使って嫌いな子供を育てにゃならんのだ」というのが彼らの本音でしょうね。
そんな彼らでも、子供を持てば「子煩悩な親」に変わる可能性もありますし、全く変わらない可能性もあります。
仮に彼らが子供を持つことに同意したとしても、子供が生まれるまでの間、子供嫌いな彼らは「子供を持つこと」に納得することは無いでしょう。
過去にトラウマがある
親から虐待されてた、両親がいつも喧嘩ばかり、などの過去の「複雑な家庭環境」で起きた出来事がトラウマとなり、子を持つことを拒否しているのがこのレベルですね。
パートナーの子供いらない理由がこの「過去のトラウマ」に該当するのであれば、子供が欲しくなる可能性はほぼ皆無であると思った方がいいでしょう。
子供を持つということは、いずれ自分の忌まわしき過去に向き合う時が来ます。自分と血の繋がった子供を見ることで、辛い過去をより鮮明に思い出し、苦しむことになるかもしれません。
そんな状態での子育ては、あなたやパートナーはもちろん、子供にとっても良いものになるとは思えません。
親から虐待をされて育った人は、自分の子供にも同じことを繰り返す傾向にあります。
何故なら、虐待を受けた当人にはそれがもともと当たり前のことであり、それ以外の良い家庭環境というものがわからないから、同じことを繰り返すしかできないのです。
もちろんそんな人ばかりではありませんが、皆が皆過去のトラウマを断ち切る・克服できるわけではありません。
家庭環境に関する辛い過去を抱える人からすれば、自分の子供は「辛い過去を思い出させる存在・自分を不幸にすることはあっても幸せにはしない存在」なのです。
もしあなたのパートナーの子供いらない理由が「過去のトラウマ」に該当するのであれば、パートナーとの子供を持つことは決して叶わないものだと思って生きて下さい。
自分の遺伝子を残したくないと思っている
パートナーが自分の遺伝子を残したくないと強く思っていれば、将来パートナーが子供を欲しがる可能性は限りなくゼロに近いと思った方がいいです。
それこそ、天変地異が起きようが、子供を欲しがることはありません。「可能なら今すぐ避妊手術を受けたい」と思う人もいるくらいですからね。
自分の遺伝子を残したくないと思う理由は人により様々なものがありますが、共通しているのが「コンプレックス」の存在です。
それは他人がどう思っていようが、自分の中では決して許すことができず、自分の一部として認めることのできない部分でもあります。
そして、そのコンプレックスを受け継いだ子供は不幸になってしまうのではないかと危惧しています。
自分で抱えるだけならまだマシなのですが、それを我が子が受け継いでしまえば、子供を作ったことを後悔するかもしれません。
成長していくにつれ、自分のコンプレックスと同じものを徐々に表していく子供を見るたびに、罪悪感でいっぱいになるでしょう。
最後に
今回のお話は、子供を持たないと決めた皆様のためになりましたでしょうか?
僕個人の意思になりますが、どんな理由であれ、皆さんが子供は欲しくないと思っているうちは、僕は皆さんの仲間です。
どんな理由を持っていようが、子供を持たない人生を進む権利は皆さんに等しく存在しております。
自身の「子供は欲しくない、子供を持たない人生を歩み続ける」という気持ちが確かで強固なものなら、どんな理由でも胸を張って子なしライフを生きて下さい。